SP6

強制はしない、僕の行動に疑問があるなら着いてこなくていい


命令違反してるよね 説明しろ、何をするつもりだ バロネスは言った、自分の意思を大切にしろと、僕は彼女につく、君たちはどうする 自分たちがどんな立場に置かれるかわかっているな、いいんだな


どこに連れて行くつもり 悪いようにはしない そういうこという人に限って信用できないのよね 君の兄弟のところへ連れて行く、だから少し静かにしていてくれ 何であなたが 結局そうしたかったからだ、自分からそうしたいと思うってことはすごくうれしいことなんだ、いいかなそれで ありがとう


お前らは絶対でも正義でもない おろかな、どうして君たちは運命に逆いたがるのか、安易なヒロイズムにでも傾倒しているのか、君の妹には世界の未来をかけてまで守る価値があるのか、君はそう思っているようだが、思い込まされているだけではないか 悩んださ、疑ったさ、やめたくなる事だって何度もある、だが俺は大事なことに気づかなかったな、どちらかしか守れないと誰が決めた、理想論だといわれようがなんだろうが、やれるとこまで欲張りにやってやる ならば理想を抱いたまま死になさい


たくさん人が死んだんだよね、私がいなければ パシ わかってる、だけどそうおもっちゃよ、私が今ここで 死にたいか、死んできれいさっぱりしたいか、この剣はお前の命のためにある、死にたければ今すぐ殺してやる、どういう選択をしたって誰かを犠牲にするのは変わらないからな、世界中がなんと言おうとどうでもいい、誰だって他人のことには無責任だ、何の確信もなくな、だらかいまさらそんな連中のことはどうでもいい、でもお前がおまえ自身を猛毒だとおもうなら、死んでしまいたいと思うなら、俺にはどうしようもない、お前が何者か決める権利をもっているのはお前だけだ、どうしたいんだ でも私のせいで大勢の人が 他人のことなんかきいてねぇ、お前はどうなんだ、死にたいなら一瞬で殺してやる、いきたいならどんなことをしてでも守ってやる、お前が選べ みんなと一緒に生きたい 生きるぞ全力で


君たちには因子がない 僕らは自分で望んでここにいるから、もう戻るとこないし、誰に決められたわけでもないよ


ごめんね 来たくて来たんだもの、それにそれだけじゃないし


受身すぎるな、王女は本当にどうしても叩き潰さねばならないものなのか 悩むな、それを決めるのは我等の役目ではない 躊躇いが生じるなら記憶消去をすればいい いらぬ気遣いだ 第二しか使えない、搦め手を使っておくか


誰 いい天気ね、教えて、籠のとりはやはり大空にあこがれるの? 何の話 野放しにしておくと星を食い尽くしてしまうかもしれない、そして滅ぼしあう、神は保護しようとした、籠の中で、でも人は神に抗った、私はこのままじゃ人は滅んでしまうと思った、だから手伝った、籠だとわからないように気遣ったわ、あなたはどうおもう、籠の中からでたい?教えてほしいの


人を突き動かすのは不安と恐怖だ(怒りは?


どうなるんだろうな、それまで守りきれるとしてもその後は 誰にもわからないんでしょう もしかしたら俺たちは裏切り者として後世に名を残すのかもしれないな 考えすぎよ、この世界が滅びるなんて思えない お前のそういうところ救われるよ


生きることがわがままだなんて、そんなことがあってたまるか どんな犯罪者でも? 俺が許す


とっとと戻れ 私これくらいしかできないし それがお前なりの戦い方なのかもな、人にはそれぞれ戦い方があるってな、ずっとこの世界を変えたいと思っていた、でもいいことばかりじゃないが、悪くはないかもな


人生とは悩み多きものだなぁって、結局僕は姫を守りたいんだなって


ぶつかって砕けたって、やらずに後悔するよりましです


姫は覚えていない 人は辛い事ほど忘れる、忘れるから生きていける、君は覚えているだろう、王都では悪かった、無視して、巻き込みたくなかったんだ


あいつが本当の兄貴に会いたいっていうならそれを止める権利はないさ 本当のって何かしら、あなたの妹は誰なの、何か変わることある? 私会いたい ああ、会っとけよ


僕は何もしてやれなかった 色々大変だったけど、それだけじゃないし 本当にすまない、会えたのに ここまでやってくれるとは、うれしい誤算だったよ 王子として民を守る、せめて妹と一緒に


世界の管理人、あなたは私を壊すために生まれてきたの、16年間かけて、でもちょっと足りなかったみたいね、死ぬときに発動するのよ、今は拮抗している、だからあなたが決めてほしいの


人類を保護するために人類側の情報をほしいと、興味深い種族だった、たとえ人類が封じ込められても二人が生きていればよかった、でも遅かった、二人に生きていてほしかったただそれだけだった、あなたに決めてほしい、この世界はこのまま続くべきなのか、あなたの感じたままでいいの、私は間違っていたのかしら 私わかる気がする、もし私の力で守れるならどんなことデモすると思う、それが何万年かかることでも、でも閉じ込められた世界の中で安全に生きるとしても何か変だと思う、間違ってもそれは自分で選んだ道だし、自分で選ぶことができるってことだから、はじめから選べない世界はやっぱり間違ってると思う、答えになってるかな ありがとう、これで私は解放される


今幸せですか 平和だし、毎日楽しいし、いいことばっかじゃないけどね、でもそんなこと別に今決めなくていいんじゃない、死ぬときに人生悪くなかったかもって思えればそれでいいんじゃないかな、王女に生まれてよかったと思う、つらいこともいっぱいあったけど、いろんなところにいって、いろんな人に出会えて、レオと知り合うこともなかったしね


(運命と自由意志、自由意志と自分と他人、そんな話でした