一泊二日伊勢の旅

6時半に起床
名古屋で伊勢鳥羽2dayフリーキップを買い、7時半に名古屋発、9時過ぎに宇治山田着


宇治山田駅の外観にはいから感を覚えつつバスを待ち
バスに揺られて伊勢の風景を堪能しつつ二見浦表参道で下車


ひとまず海に近づこうと北に向かうと旅館街に突き当たる
そのまま旅館街を歩いているとさらに北へ続く小道を見つける
潮の香りが濃くなっていく中、小道を抜けると丁度、二見浦の看板に出る

海沿いを松のかげに涼みながら歩いていくと二見興玉神社の鳥居にたどり着く


その前にお土産やを見つけ、丁度ストラップが壊れていたのでカエルのストラップを購入
手水舎でカエルに願をかける
境内から見る海もまた違う趣がある

そしていざ禊んと祝詞を胸に参拝
名の有る夫婦岩の風景に感動し
龍宮社で願をかける


下調べしておいた二見ヶ浦食堂で伊勢海老を食す

これが本当においしかった
伊勢海老の刺身は味豊かで、甘みが濃く、弾力のある歯ごたえ
その他の刺身、鯛のお頭煮、あおさの味噌汁もおいしく
味覚をたっぷり満足させて
寄り道、二見シーパラダイス海獣と触れ合っている最中
予想外の雨に会う
結構な降り方


多少なりとも歩いたので休憩がてら雨宿りをし
雨が弱まったのを見計らい、夫婦岩東口からバスに乗る
気を取り直して豊受大神宮へと向かう


バスを降り、表参道から豊受大神宮を臨む
少し遅くなったからか人は少なく
背の高い木々と雨の後の霧もあってか、厳かな空気を感じる


手水舎で手口を清め
鳥居をくぐったところで視界に見慣れぬものが差し込む
そちらに視線を移すと、霧に木漏れ日が浮かびあがっている
もはや現実から切り離されたかのような感覚


そして鳥居をくぐる度に、御正殿に近づく毎に空気が変わっていく
柔らかでかつ厳かな
なんとも表現しがたいが、そんな感覚を覚える
そして御正殿にたどり着き、参拝する
普段は色々と雑念が絶えない自分ではあるが
神前では無心に感謝を述べられる
何がどう絡みあった結果であれ、それは凄いことだと実感できる
御正殿参拝を終えた感覚もまた表現しがたいものがある


さらに、土宮、多賀宮、風宮への参拝を終える
多賀宮は特に空気の良さを感じ、しばらくそこにとどまった
薄霧の中、参道の風景を楽しみながら北御門鳥居をくぐる

ここで一つ心残りなのは下御井神社への道がわからず参拝できなかったこと
帰ってきてから場所がわかったので、次の機会があれば是非参りたい


そしてそのまままっすぐ神路通を歩いていけば月夜見宮にたどり着く
外宮から歩かなければいけないからか、人は少なく
静かな中、参拝できる


月夜見宮の参拝を終えると夕方5時を過ぎていたので、予約していたホテルのある宮町へと向かい、歩き始める
携帯の地図を頼りに、観光客が通るような道じゃない、民家に囲まれた道を歩き、迷うことなくホテルにたどり着く
GPSって素晴らしい


夕食を決めるため、ホテルの従業員さんにオススメを聞き、ipod touchで調べると、御饌丼というものがあるという
神宮参りに来たのだし、略式で参っているのでせめてこの御饌丼でというよくわからない論理でこれを食べに行くことに決める


宮町駅からすぐの串一という店
穴子の天ぷらと野菜の掻揚げに味噌がかかっている丼だが
これがまたおいしかった
穴子の天ぷらは丼の中ほどに2段目があり、上に載ってる分でもしっかりあるのにもう幸せ
伊勢にはうまいものしかないのかと


そしてipod touchって素晴らしい
wifiって素晴らしい
PCを入れるとそれだけで荷物が一気に重くなるから助かる


ホテルに戻り、一気に疲れを感じ
6時にアラームを設定し、この日は床に就いた



起きたら9時
後は内宮周りだけだからと油断していた結果がこれだよ
そしてまたこのことを後悔することになるのだが、それはまた後の話


起きたのも遅くなってしまったし、電車で宇治山田駅まで行こうと、宮町駅へ
もしかしてフリーきっぷ使えるんじゃないかと思って駅員さんに聞いてみたら
「いいですよ」
あっさりと一言
昨日、伊勢市駅で電車乗ればよかったと後悔する自分であったが
今調べてみると、駅からホテルまでの距離も考えるとそんなに変わらないので結果オーライ
こういうのもスマホあるとササッと調べられるんだろうなぁ
携帯だと面倒すぎて歩き始めた方が早いからね


そうして宇治山田まで電車、猿田彦神社前へ向かおうとバスに乗っていると
駅を経る毎に人がどんどん増えていく
前日は座席が丁度埋まるくらいの丁度いい感じだったのに
通路の両側に人がいる状態
降りるにも一苦労しながらだが、降りられない程ではなかったので華麗に下車


猿田彦神社でこれからの前途多難な社会人人生を幸せにすごせるように願い

猿田彦神社を後に、おはらい通りへ向かおうとしたところで
大量の通り雨により足止めを食らう
おはらい通りでてこね寿司を食べ
皇大神宮
そして無限に人

もうなんか賑やか
この時点で無理やりにでも6時に起きるべきだったかと思ったが
ここで後悔してもしかたない


五十鈴川の風景に感動を覚えつつ、宇治橋を渡る
神苑の美しさに感動を覚え
手水舎で手口を清め
五十鈴川で心身を清め

滝祭神が見つけられず
圧倒的な木の大きさに感動を覚えつつ、参道を歩く
しかし賑やかだ
やはり静かな中参りたいという気はする
無理やりにでも6時に起きるべきだったと確信した
でも、こういうのもいいのかもしれないと開き直ることにした


しかしそんな雑念も御正宮も近づくにつれ、豊受大神宮御正殿の空気とはまた違った、静謐な空気に満たされる
辺りは相変わらず賑やかにもかかわらず、静かであった
しばらく御正宮に居座り
荒祭宮でもまた静謐な空気の中で、願をかける
荒祭宮になると人は減り、実際にも静かな中で臨める


次に風日祈宮を参拝し

その流れで滝祭神を見つけて、参拝するというグダグダっぷり
折角というのもあり、もう一度御正宮の静謐な空気に満たされたいと思い、再び御正宮と荒祭宮を参り
大山紙神社、子安神社にも参拝しに行こうというところでかなり違和感のある木々をみつけ

休憩所で水を頂く
ここもまた雰囲気がいい


足を休めた後は
おはらい通り、おかげ横丁で塩大福やらきゅうりの一本漬けやら豆腐ソフトやらを食べ歩き
再び猿田彦神社前へ
ここで思ったことはバス停内宮前で降りればよかったなと



相変わらず人の多いバスで五十鈴川駅
地図を頼りに月読宮へ
既に足は重かったからか、長い道のりに感じた


しかし辿りつくと、皇大神宮やバスの中の人の多さが嘘のように人がいない
静かな中、参道を歩いていくと
4つの社が横に並んでいる光景に出会う

これには全く前情報無しだったので
驚きと感動を覚えた
そしてまた長い道のり
さらに名古屋に帰ってきてから気づいたことは
中村町というバス停の方が近かったということ


それはさておき
予定していた最後の別宮、倭姫宮へ向かう
バスはまた相変わらず混んでいたが
倭姫宮はさらに人が少なく
道からかなり離れたところに社があるので、本当に静か
ヒグラシの鳴き声のみが響き渡る中、今回の神宮参り最後の参拝を終え
感慨に耽りながら、参道を歩く


というわけで宇治山田駅でお土産を買い
宇治山田駅発の急行に乗ったのが午後7時過ぎ
名古屋に着いたのは9時ごろ
1日半くらいに思っていたのだが、普通に2日使った感じになってしまったが
本当にいい旅だった


神宮参りをしたという、この事実が自分の人生に与える影響というのは
今はまだわからないが、大きいものになるであろう予感はある


それに関連してもだが、実際巡拝しているときも、古事記日本書紀を予習していればまた違った楽しみ方もできたのだろうなとも思う


旅行欲がひしひしとわいてきたのも確かだ
また伊勢にも行きたいな







※写真は少しずつ上げる予定